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2008年5月27日 (火)

賀茂

先日より鎌倉能舞台の改修工事も本格的に始まりました!どのように変わるかが楽しみです♪そのために稽古場が使えなくなり方々へ出稽古に行くのでなかなか日記を書くヒマが無くて更新が滞っております・・・

昨日は矢来で兄弟子「坂 真次郎師」の三回忌追善のお素人会がありました。私は初番の「賀茂」の地頭のお役を頂きましたが、謡っていて法事などで謡う「年の矢の 早くも過ぐる光陰 惜しみても 還らぬは元の水 流れはよもつきじ 絶えせぬぞ流れなりける」の部分では思わず目頭が熱くなってしまいました。

本当に若い(小さい)頃からお世話になった方でした。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

早いものでもう五月も末になりました。来年のスケジュールもそろそろ考えなくてはならず、二月に亡くなりました父の追善会なども決めなくてはなりません。まずは舞台の改修と自宅の引越が片付かないと落ち着かないのですがね・・・

今週末は秋田での薪能で「籠太鼓」のシテを勤め、その後はシテが目白押し!疲れたなんて言っていられませんので頑張ります。別会の「誓願寺」もまだ空席がございますので何とぞご来場の程よろしくお願い申し上げます。

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2008年5月17日 (土)

胡蝶

本日は「緑泉会」で「賀茂」の仕舞を舞い、「胡蝶」の地頭を勤めて参りました。

実は先週に腰を痛めて、先日の申し合わせではゆっくりにしか舞えない状態でしたが今日はきちんと勤めて参りました♪でもさすがに「飛び返り」は怖いのでしませんでした・・・まぁそんなに若くないですからご容赦を(笑)

胡蝶は以前にシテを勤めたときにフライングをして幕を上げるという大チョンボをした曲なので一寸トラウマがあるんですが、今回の地頭で全曲きっちり覚えなおしたのでもう大丈夫です!

吉野天人のような曲なのですがクセの部分はやはり三番目鬘物なので丁寧に謡いましたが、そのまま中入りとなるのでクセの後半はもう少し位を進めてから落ち着かせたかったですね・・・

今月はまだまだ舞台が続くので体調管理にも気をつけてもう一息ガンバリマス!!

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2008年5月12日 (月)

和泉式部の御墓

和泉式部の御墓
誓願寺を出て左にちょっと商店街を行くと誠心院と言うお寺の墓地があり、そこに和泉式部の御墓があります。

能「誓願寺」の詞章の中に「わらわが住処はこの石塔にてそおろお」とあり、その石塔が上の写真です。

今回はお詣りに京都に行きましたので流儀の扇を誂えてくださる「十松屋(とおまつや)」さんにもお邪魔いたしました。

誓願寺は三番目鬘物ですから「鬘扇」を使いますが、今回はちょっと道楽をして古い絵柄の扇をアレンジしてオリジナルの扇を注文して参りました。

まだできあがってきませんが、当日にお披露目させていただきますのでお楽しみに♪

その日の狂言は野村萬斎親子共演の「蟹山伏」です。私は萬斎師のご子息の舞台は初めてなので楽しみにしています。

私が萬斎師と初めて会ったのは彼が中学生位の頃に鎌倉能舞台での県民能にお父様の万作師といらした時でした。

お互い子供が舞台に立つ歳になったんですよね(笑)

まだチケットもございますので皆様のご来場を心よりお待ち申し上げておりますm(__)m

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2008年5月 8日 (木)

誓願寺

誓願寺

昨日に続いて「誓願寺」について書いていきます。 この曲は誓願寺で「六十萬人決定往生」の御札を配る一遍上人の前に一人の女が現れ、札に書かれた「六十萬人」とはどのような意味か、僅か60万人しか救われないのかと問いかけます。

上人は「六字名號一遍法・十界依正一遍體・萬行離年一遍證・人中上々妙好華」の四句の文の上の字を並べたもので、この経文を唱えればどのような人も救われると説きます。

女は喜び更に上人にこの寺の本堂に掛かる「誓願寺」の額を取り除き、上人の自筆にて「南無阿弥陀仏」の六字の額を打って欲しいと頼みます。上人は驚き女の名を尋ねると「わらわが住処はこの石塔にて候」と言い捨て姿を消します。

その石塔は和泉式部の墓なので、上人は全てを悟り六字の額を打って仏前に手向け法要を営んでいると和泉式部が歌舞の菩薩となって現れ報謝の舞を舞って夜明けと共に消え去ります。

上の写真は誓願寺本堂に掛かる「南無阿弥陀仏」の額ですが、聞いたところ昭和55年に掛け替えられたと伺いました(笑) 曲についてはまた明日以降に書きますので・・・

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2008年5月 7日 (水)

今更ですが…

今更ですが…
今更ですが…
そういえば先月京都に行った時のご報告を忘れていました…

今回の一番の目的は6/8に国立能楽堂での「能を知る会 東京公演別会」で舞う「誓願寺」の舞台である誓願寺にお詣りに伺う為でした。能としては上演機会が少ない稀曲で、扱い的にも和泉式部をシテとした三番目鬘物ですから結構重く扱う方が多い曲ですから、私も気合いを入れて勤めようとお詣りに行くことを決めていました。

上の写真は境内にある「ご本尊」と「扇塚」で、このお寺は芸能の神様(仏様?)としても有名なのでだそうです。本堂でお坊様に「今度舞台でシテを勤めるのでご挨拶に参りました」と申し上げましたらとても歓迎してくださいましてご本尊の写真も撮らせてくださいました。

場所としては新京極の繁華街の真ん中にあり閑静な佇まいとは言えませんが、お詣りしていると何だか気持ちが落ち着くお寺でしたね。明日以降もこの曲についての事を書いていきますのでお楽しみに♪

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2008年5月 3日 (土)

5月だぁ

早いものでもう5月になってしまいました!この連休明けからはいよいよ鎌倉能舞台の改修工事が始まります。

なのでこの連休は舞台内の荷物を片付け無ければなりません・・・40年近くたまった荷物ですから想像するだに面倒くさい作業です。装束の蔵も一部を直すので面などを一時的に避難させなくてはならず、人任せには出来ない仕事も多いので私がヒマなこの連休中にしなくてはなりません。

でも今回の工事で鎌倉能舞台は生まれ変わります!また順次この日記でもお知らせして参りますのでご期待下さいませ。

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